アウトプットから逆算する、情報整理術!!
こんにちは!Masaです!
「情報が多すぎてどう整理して良いかわからない」
「自分なりに情報収集しているけど、効果的にできている自信がない」
という風に思ったことがありませんか?
今はインターネットを使えば、いくらでも情報収集ができる世の中です。
誰もが多種多様な情報にアクセスすることができるため、情報を持っているだけでは周囲と差をつけることはできません。
「情報を使って、いかに成果をあげるか」という、情報活用の力が問われている時代になっているのです。
そんな今の時代にぴったりの情報活用術を説いた良書が2つあります。
内田和成氏著の「プロの知的生産術」と「スパークする思考」です。
今回は、この2冊についてご紹介します!
情報活用を考える際に、重要なこと
この2冊が教えてくれる、最も大切なことは、
情報は活用して、成果に結び付けないと、意味がない
ということです。
いくら徹底的に情報を集め倒しても。いくら丁寧に、整然と情報を整理しても、実際に成果に結びつかない情報に価値はありません。
ゆえに、情報活用はアウトプットに力点を置かないと意味がないのです。
この2冊は、「成果に結びつけるための情報収集・整理」という視点で語ってくれます。
「当たり前だけど、忘れられがちな重要なこと」を思い返させてくれる良書なのです。
それでは、その中でも印象に残ったことを書いていきます。
「ざっくり、どんなことが書いてあるのか」を把握するための参考としてくださると幸いです。
情報は、無理に集めない、整理しない
内田氏はこの2冊で共通して、
情報は無理に集めない、整理しない
と書いています。
情報を集めるのは、何かの目的があってのこと。
その目的に合致しない情報をいくら大量に集めても、成果には結びつきません。
特に、情報収集という作業は、延々とできる上に、やっている最中の「仕事している感」もハンパではありません。
気づけば、情報の収集と整理で手一杯になってしまい、肝心の情報活用がほとんどできていなかった、という本末転倒な状況にもなりかねません。
そうならないために重要なのが、
「情報は無理に集めない、整理しない」という適当さ加減なのです。
「問題意識」を持って情報に接する
もちろん、ただテキトーなだけでは、成果に結びつく情報活用はできません。
そこで、もう一つ大切になるのが、
「問題意識」を持って情報に接する
ということです。
「問題意識」によって、情報を選別する
情報をいかに集めて整理するか?
という問いに対して、内田氏は「スパークする思考」の中で、こう答えています。
気 に なっ た 見聞 情報 を どの よう に 整理 すれ ば よい のか、 答え は、 何 も する 必要 は ない、 で ある。
さらに、
ただ、 問題意識 を 持っ て、 興味 を 持っ て 現象 に 出会い、 情報 として 見聞 する。その 上 で、 必要 な 情報 などに 頭 の 中 だけの チェック を つける。
「問題意識」すなわち、自分の興味のある分野を持つのです。
仕事に活きる情報活用をお望みなら、仕事に関係があることで興味のある分野を持つのです。
そして、自分の「問題意識」に引っかかるか否かで、情報を選別するというわけです。
引っかかった情報はどうするのか?
引っかかった情報は、無理に整理したりしません。前述の通りですね。
内田氏いわく、「頭の中でレ点を打つ」のだそう。
ファイリングなど、丁寧な整理は一切行いません。
ただ、「頭の中でレ点を打つ」だけです。これだけで十分とのこと。
「頭の中でレ点を打つ」ための行為として、本に折り目をつけたり、横線を引いたりはしますが、それ以降見返すことは基本的にないそうです。
「そんなに適当でいいのか?」と思われるかもしれませんが、
忘れてしまうくらいなら、重要な情報ではない
と考えているから、無理に覚えようとしたり、整理したりしないそうです。
何ともすがすがしい、情報活用のスタンスです。
まとめ
いかがでしたか?
今回紹介した2冊は、基本的に同じようなことを主張しているので、どちらか一方を読めば十分かと思います。
内田氏の情報活用の事例が豊富なのは、「スパークする思考」です。
情報活用のツールなど、具体的なノウハウが充実しているのは「プロの知的生産術」の方です。
お好みの方を選ばれると良いかと思います。
それでは、今回は以上です!!