30代以下の世代の「モチベーション」を解説し、生き方を指南する一冊
こんにちは!Masaです!
「お金を稼ぐためだけに働く」ことがイヤだと思いますか?
「自由な時間や、やりたいことを我慢してまで、会社で働く意味があるのか?」と悩んだことがある人も多いのではないでしょうか?
そんな人は、『モチベーション革命』という本を面白いと感じるはずです。
今回は、この本の紹介と感想を書いていきたいと思います。
概要
まずは、少しばかり、本書の概要を説明します。
「乾けない」世代
30代以下の人は、生まれた時から「ないものがない」という状態でした。
だから、何かが欲しいと「乾けない」世代なのです。
『モチベーション革命』は、乾けない世代のモチベーションに焦点を当て、客観的に理解できるように解説しています。
「好き」を突き詰め、生きがいにする
本書は、乾けない世代が人生に迷わないようにするためのヒントも詰まっています。
AI開発が進み、合理的・作業的なことは機械がやってくれるようになります。
そういう時代で、人が突き詰めるべきは「嗜好性」であるという話が出てきます。
人工知能にも代替不可能なもの・・・・・・
それは「嗜好性」です。簡単に言えば、「私は誰になんと言われても、これが好きだ」という偏愛です。人が頭で考えて、答えを出せるようなものは、人工知能のほうがより優れた答えを早く出せるようになります。一方で、人の嗜好性は、非常に非効率的なものなのです。
こうした、「偏愛」を個人が育て、ビジネスにまで昇華させることで、次の時代の資本となるのです。
実は、「偏愛」を育てるのは、乾けない世代の得意分野です。
社会という大きな枠では、すでに「ないものがない」状態だったため、乾けない世代は、自分の周りの小さな枠を突き詰めることに長けているのです。
このように、時代背景やテクノロジーの進化を踏まえつつ、様々なヒントを私たちに与えてくれるのは、本書のいいところです。
スラスラ読めて、なおかつ刺さる良書
さて、読み終わってみての感想ですが、
率直に面白かったです
とても読みやすい、わかりやすい言葉遣いがされていて、スラスラ読み進むことができます。
それでいて、「まさにその通り!」と頷きまくり、感心しまくりながら読みました。
思っていたことをズバズバ言語化される
特にすごいのは、「乾けない」世代のモチベーションについての解説です。
私自身も、乾けない世代の一人ですが、「まさに自分のことが言われている」と感じました。
日々なんとなく感じていたけど、しっかりと言語化してこなかったことをズバズバ言語化されました
例えば、乾けない世代は「意味合い」を感じられないと途端にやる気がなくなるという部分。
今勤めている会社の事業に意味が感じられず、仕事にやる気が出ない自分は、まさにこれだなと思いました。
これを機に、自分の好きなことや価値観を今一度見直しています。
私のように、乾けない世代が、自分を客観的に見つめ直すきっかけになる一冊であるのは間違いないです。
煽りすぎないバランスの取れた論調が好印象
加えて好印象だったのは、非常にバランスの取れた論調に見受けられた点です。
私は「好きなことを突き詰めよう」という趣旨のことが、やや煽られすぎな論調で声高に言われているのが嫌いでした。
本書は、「好きなことを突き詰めて生きがいにするのがAI時代には重要」としつつも、「でも根本的には、ちゃんと信頼されることが重要だよね」といったこともちゃんと言ってくれます。
本書には「新社会人の方へ」という節があり、そこでは「まずは目の前の仕事をしっかりとこなそう」というアドバイスが書かれています。
「好きなことをやるにしても、人の役に立ってお金をもらえるだけの地力は養わないといけない。だから、まずは目の前の仕事で人の役に立ってみよう」
というわけです。
とても地に足のついたアドバイスで、「信頼できる著者だ」と感じました。
まとめ
いかがでしょうか?
特に、キャリア形成で悩む若い世代の人にはおすすめの1冊です。
ぜひ一度、チェックしてみてくださいね
それでは、今回は以上です!