こんにちは!Masaです。
今回は新書を20冊読むプロジェクトの第4冊目、
こちらを書評したいと思います!
概要
ここ最近よく聞くようになった「ビッグデータ」という単語が象徴するように、多くのデータが集まる時代になりました。
「そのデータをどう活かすか」によって企業の行く末が決まるといっても過言ではありません。
データを活かす人間が、時代に合わせたデータ分析のスキルを身につける必要が出てきています。
本書で紹介されるのは、
データから因果関係を導くための考え方と方法
です。
因果関係はデータが集まるだけでは導き出せません。
人間がデータ収集から分析まできちんと設計しないといけない分野なのです。
そして本書は、数式を一切用いずに、「データから因果関係を導く方法」についての大枠の理解を助けてくれる内容になっています。
この本の構成
本書は以下のような流れで展開します。
・因果関係をデータから導き出すのが難しい理由の説明(第1章)
・データから因果関係を導くための考え方と方法の紹介(第2~5章)
・データ分析の不完全性や限界の説明(第7章)
・次に読むと理解が深まる本の紹介(第8章)
わかりやすくて面白い!期待通り充実した内容だった!
この本、面白かったです。
私の問題意識にがっつりミートする答えを返してくれたからなのだと思います。
私は学生時代のインターンで、エクセルでのデータ分析には触れていました。
そこそこ有名なECサイトのデータ分析をまるっと全部やったこともあります。
しかし、あくまで私は作業者でした。
「何を分析したら成果が出るのか」を考える設計の部分には関わっていなかったんですね。
その疑問がずっと残っていた訳ですが、本書はその疑問に一つの回答をくれました。
私と似た問題意識を持っている方や、データ分析に多少なりとも興味のある方が読んだら、刺さる可能性は高いと思います。
さて、そのほかにも本書には特筆すべき良い点が2つあります。
1、数式を一切使わない
2、豊富でわかりやすい事例
この二つです。
数式を一切使わないことで、初学者がデータ分析の考え方だけを理解できるように設計されています。
私のような初心者には大変ありがたい良書となっています。
さらに、事例も非常に豊富です。
著者はアメリカでデータ分析を専門で扱う方で、フィールドワークのご経験も豊富です。
だから事例も豊富に出てきますし、著者が実際に関わった事例を説明してくれるので、非常にわかりやすくなっています。
こんな人におすすめ
・データ分析に多少なりとも興味のある初学者
・データ分析に携わる機会があって、データ分析の大枠の考え方を理解したい方
・ビッグデータ時代に必要な考え方を知りたい方
今回は以上になります!
どんどん読んで書評していきます!お楽しみに!