これ1つで何処へでもいける。ソニーのRX10M4の魅力を解説します!
こんにちは!Masaです!
「RX10M4」というカメラをご存知でしょうか?
レンズ一体型のデジタルカメラで、お値段が20万円ほどします。
「レンズ交換することもできないのに20万は高すぎるよ」
と思われるかもしれません。
しかし、20万円の「RX10M4」は、むしろコスパの良いモデルと言えるのです。
どういうことなのか、詳しく解説していきます。
交換レンズ3本分の価値がある!?
「RX10M4」は、一つあるだけで、あらゆる撮影シチュエーションに対応できるのが魅力のカメラです。
特にすごいのが、レンズは焦点距離24mm-600mmをカバーできることです
加えて、RX10M4の最短撮影距離は、ワイド寄りで3cmとなっており、マクロレンズばりに寄って撮ることができます
私が持っているα7で、広角から超望遠、さらにはマクロまでカバーできるようにレンズを揃えると、40万円を軽く超える金額が必要になってしまいます。
「20万円のRX10M4はコスパが良い」と言ったのはこれが理由です。
α7でレンズを揃えていくよりも、圧倒的に安くあらゆる焦点距離をカバーし、マクロ撮影も可能になるのです。
APS-C機をお使いだとしても、24mm-600mmをカバーし、マクロレンズも揃えると、RX10M4が一つ買える金額にはなるのではないでしょうか?
それだったら、レンズをたくさん持ってかさばるよりも、RX10M4一つでコンパクトに収めた方が良いのではないかと思います。
動く被写体にめっぽう強い
実は、24-600mmの焦点距離だけなら、一つ前のモデルのRX10M3でも対応していました。
RX10M4が魅力的なのは、幅広く焦点距離をカバーしつつも、高速なAFを実現しているところです。
M3までは、「コントラストAF」というAF方式を採用しており、精度は高かったものの、スピードはもう一歩という感じでした。
M4ではその部分がしっかりと進化しており、「像面位相差方式」というAF方式を採用することで、飛躍的にAF性能を向上させています。
315点ものAF測距点を持ち、かつ0.03秒の超高速なAFを実現しています。
つまり、ピントが合う範囲が広く、かつ速いのです。
また、連写速度も非常に高速で、秒間24コマも撮れます
これらは、センサーの進化によってもたらされた機能です。
RX10M4は、積層型CMOSセンサーというセンサーを搭載しています。
「積層型」とあるように、センサー上に画素領域だけでなく、処理エンジンやメモリーを搭載することで、高速な処理を可能にしているのです。
侮れない充実の操作性
操作性の向上も見逃せません。
背面の液晶スクリーンがタッチパッドとなっています。
このタッチパッドを使ってピントを調節することができます
ファインダーを覗きながらの撮影でも、タッチパッドを指でなぞると、その方向にピントがある範囲が変化します。
タッチパッドがあることで、カメラに多少不慣れな人でも直感的に操作できるのです。
言わずもがな、一眼カメラに慣れている人にとっても使い勝手が良いはずです。
不安な点があるとすれば…
さて、RX10M4に不安があるとすれば、センサーサイズでしょう。
RX10M4が搭載しているセンサーのサイズは1型というもので、フルサイズのα7を使っている身としては、大幅な縮小です。
センサーサイズが小さくなることで、
- 暗所でのノイズ耐性
- ボケの出やすさ、キレイさ
が劣ってしまうことになりかねません。
ノイズ耐性は確かに気になるところではありますが、二つ目のボケに関してはほとんど問題ないと見ています。
焦点距離24mmの時のF値が2.8で、600mmの時がF4ということなので、レンズは結構明るいのです。
それに、ボカしたければ、多少寄って撮ればいいわけですからね。
参考記事:
【カメラ用語解説】被写界深度とはなにか?ボケとパンフォーカスを理解する
さらに言うと、結局被写界深度を浅くしすぎると、ピントの合う範囲が狭すぎて失敗した感じになってしまうんですね。
マクロレンズを使いこなすのが難しいのはこのためです。
参考記事:
【交換レンズ】マクロレンズを徹底解説!特徴から使い方のコツまで!
ボケの大きさに固執しすぎるのは良くないなと思うわけです。
まとめ
やはり、これ一つでなんでもできるという点には強い魅力を感じますね。
センサーサイズの不安は多少あるものの、夜の撮影がメインというわけでもないので、やはり買いだなと思っています。
お金貯まったら買います。レビュー記事をお楽しみに!
それでは、今回は以上です。
追記
その後、レビュー記事を書きました。よかったらどうぞ。