近くによることで撮れる迫力!マクロレンズの魅力と使い方のコツを解説します!
こんにちは!Masaです!
「マクロレンズ」というレンズを聞いたことがありますか?
「マクロレンズ」があると、キットレンズでは撮れない迫力ある表現が可能となります。
今回は、
マクロレンズとは何なのか?
撮り方のコツは?
といったことを解説していきます!
INDEX
マクロレンズとは?
まずは、マクロレンズの簡単な定義から。
マクロレンズとは、被写体に近寄って撮影できるレンズ
のことです。
被写体に近寄って撮ることを「接写」と呼びます。
最短撮影距離と最大撮影倍率が、他のレンズと違う
「近寄って撮れる」というのは、より具体的にいうと、
最短撮影距離が短く、最大撮影倍率が大きい
という意味になります。
「なんのこっちゃ??」だと思いますので、「最短撮影距離」と「最大撮影倍率」の話をします。
最短撮影距離とは?
意味としては、文字通りで、
「これ以上寄ったらピントが合わなくなる」という距離
のことです。
最短撮影距離はレンズによって異なります。
レンズの仕様を見れば、「最短撮影距離」という項目が載っていて、0.3mとか0.5mとか書いてあります。
注意点は、
最短撮影距離はセンサーと被写体が最も寄れる距離を示している
ということです。
レンズの先から被写体までの距離ではないので、ご注意を。
さて、それでは実際に、マクロレンズと標準ズームレンズの最短撮影距離を比較してみましょう。
こちらの60mm単焦点のマクロレンズの最短撮影距離は、20cmです。
続いて、こちらの標準ズームレンズは、38cmです。
18cmもの差があります。
「近寄って撮りたい」という場合、この18cmは大きな差になります。
最大撮影倍率とは?
マクロレンズは、最大撮影倍率の大きいレンズです。
最大撮影倍率とは、
実際の被写体の大きさと、イメージセンサー上に写る像の大きさの比率
です。
例えば、1cmの被写体がイメージセンサー上にも1cmの大きさで写っていると、1倍となります。(等倍)
1cmの被写体がイメージセンサー上では0.25cmの大きさで写っていると、0.25倍となります。
マクロレンズは、最大撮影倍率が1倍以上あるものばかりです。
マクロレンズの特徴と魅力
ここまで「マクロレンズとは何か?」という話をしてきました。
では、「マクロレンズで撮れる写真には一体どんな特徴があるのか?」という話をしていきます。
被写体に近寄れる
まずは、散々言ってきた、
近寄って撮れる
ということです。
最短撮影距離が他のレンズよりも短いマクロレンズは、被写体にかなり近づいて撮ることが可能です。
例えば、フィギュアや花にもグッと寄って撮ることができるので、普通よりも大きく写すことができ、迫力のある写真が撮れます。
(ソニー公式)
ボケを出しやすい
近寄って撮れるということは、背景がボケやすいことを意味します。
背景をボケさせるためには、
- 絞りを開ける
- 望遠で撮る
- 近寄る
この3つの方法が有効です。
「近寄る」ことに特化した特徴を持つマクロレンズは、ボカしやすいのです。
焦点距離が変われば、表現も変わる
様々な焦点距離のマクロレンズが存在しています。
先ほどのボケさせる3つ方法の2つ目に、「望遠で撮る」というものがありました。
マクロレンズも、焦点距離が長い方がボケやすくなります。
反対に、もう少し被写界深度を深くして(ボケさせないで)撮りたいという場合は、できるだけ広角のマクロレンズを選ぶと良いということになります。
参考記事:
【カメラ用語解説】被写界深度とはなにか?ボケとパンフォーカスを理解する
撮影のコツ
ここからは、マクロレンズで撮影する際の注意点やコツをお伝えします。
手ブレに注意!
大きく被写体を写すマクロ撮影では、ブレると目立ちます。
なるべくシャッタースピードを速くして、ブレないようにしたいですね。
シャッターボタンを押す衝撃でブレてしまうこともあります。
三脚やリモコンがあるなら使うと良いです。
なければ、セルフタイマーを使うのも一手です。
ボケすぎに注意!
マクロ撮影はボケすぎることがあります。
かなり被写体に近寄って撮ることができ、F値も低いものが多く、ボケやすい要素が揃っています。
あまりにボケすぎて、ほんの一部部分にしかピントが合わない場合は、F値を上げて撮影すると効果的です。
自分の影に注意!
マクロ撮影は、被写体にかなり近づいて撮影するという性質上、
自分の影が写り込みやすくなります。
後から見返して、
「全部影入ってるやん…」
とならないためにも、あらかじめ意識しておきましょう!
まとめ
いかがでしたか?
マクロレンズは、「近寄れる」という他のレンズにはない独自の特徴を持っています。
標準レンズに飽きた人だけでなく、広角や望遠などを使ってきた人でも、今までと全く違う表現が可能になる優秀なレンズだと思います。
ぜひ、一度チェックしてみてください!
それでは、今回は以上です!