「シャッタースピード」を理解して、動く被写体を自在に撮ろう!
こんにちは!Masaです!
今回は「シャッタースピード」とは一体何なのか、わかりやすく解説します!
INDEX
「動く被写体をどう撮るか」が変わる
シャッタースピードを操ることで、「動く被写体をどう撮るか」が変わります。
シャッタースピードを速めると「瞬間を切り取る」ことができます。
シャッタースピードを遅めると「動きを捉えたダイナミックな表現」をすることができます。
実際にシャッタースピードの速い写真と遅い写真を見比べて、詳しく説明していきます。
シャッタースピードが速い写真
まずはシャッタースピードの速い写真です。
滝の水を撮った写真です。
シャッタースピードを速めたことにより、水の動きが止まって「瞬間を切り取った写真」になっています。
こちらも同様に水を捉えた写真です。
波が打ち付けた「瞬間」を捉えることができています。
シャッタースピードを速めると、以上のような「瞬間を切り取った写真」が撮れます。
シャッタースピードが遅い写真
次に、シャッタースピードの遅い写真をみてみましょう。
水に動きが出ていることがおわかりいただけるでしょうか?
シャッタースピードを遅くしたことで、カメラがより長時間光を取り込むことができ、その結果として、水が流れているように写すことができています。
こちらは、道路でシャッタースピードを遅くして撮られた写真です。
シャッターが長く空いているため、何台も車が通った跡を写すことができています。
シャッタースピード=カメラに光を通す時間
なぜ、シャッタースピードを速くすると被写体の動きが止まり、遅めると動きを表現することができるのでしょうか?
それは、
シャッタースピード=カメラに光を通す時間
だからです。
シャッタースピードが速いと、カメラ内部のイメージセンサーに光が通る時間が短くなります。
シャッタースピードは1/1600秒や1/3200秒まで速めることができます。つまり、1/3200秒という一瞬だけを捉えることになるのです。
これが被写体が止まって見える理由です。
反対に、シャッタースピードは10秒とか20秒まで遅めることができます。つまり、20秒の間を捉えることになるのです。
20秒の間の滝の流れをすべて捉えることになります。水は動きますので、当然ブレます。
このブレた結果が、先ほどの滝や道路の写真で表現された「動き」の正体です。
シャッタースピードを遅めたいなら、三脚が必要
これまで見てきたように、シャッタースピードを遅める場合、「動きを表現」できます。
別の見方をすると、「動く部分以外は止まっている必要がある」と言えます。
例えば、滝の写真の場合。
水の動きを表現したいのであって、岩の部分は止まっていて欲しいわけです。
しかし、手持ちで撮影するとそれは非常に難しくなります。
あなたの手のブレもすべて汲み取られてしまうからです。10秒や20秒も全く手を動かさずに固定しているのは無理です。
カメラは非常に繊細な機械で、自分では気づかないわずかな手ブレも捉えてしまいます。シャッタースピード1秒でも、手持ちで撮影するのは難しいでしょう。
そこで必要になるのが三脚です。
三脚でカメラを固定することで、シャッタースピードを遅くして撮ることができるようになります。
撮影の楽しみを増やすためにも、三脚はおすすめのアイテムです。アマゾンで非常にコスパの良い三脚が買えますよ。
シャッタースピードはどう調整するの?
シャッタースピードは、「Sモード」もしくは「Pモード」という撮影モードに切り替えると調整できます。
「Sモード」というのは、「シャッタースピード優先」の撮影モードです。シャッタースピードをマニュアルで決めることができます。しかも、他の要素は自動で良い感じにしてくれる便利なモードです。
「Pモード」はシャッタースピードだけでなく、他の要素もマニュアルで決めるモードです。
「シャッタースピードをいじるのは初めて」という方は、まずは「Sモード」で撮影してみることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?
シャッタースピードが理解できたなら幸いです。
「シャッタースピード」のような、カメラ用語はとっつきにくい印象があるかもしれませんが、理解すると楽しみが広がるものも少なくありません。
実際にお持ちの愛用機で色々な撮影方法を試しながら、知識も深めていけると良いですね!
それでは、今回は以上です!