交換レンズの商品名の読み方のポイントを解説します!
こんにちは!Masaです!
今回は交換レンズの商品名の読み方を解説します!
交換レンズの商品名は暗号のよう
一眼所有者なら、新しい交換レンズを検討することもあるでしょう。
しかし、交換レンズの商品名は非常にわかりづらく、初心者にとってはほとんど暗号です。
例えば、キャノン、ニコン、ソニーのレンズを見てみましょう。
- キャノン : EF16-35mm F2.8L III USM
- ニコン : AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR
- ソニー : Vario-Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM
どれも広角レンズと言われる種類のレンズですが、ぱっと見ではよく分からないという方も多いのではないでしょうか。
こうしたレンズの商品名を見るときは、どこをチェックしたら良いのでしょうか?
3つのポイントだけ押さえよう
レンズの商品名を見るときは、以下3点をチェックすると良いでしょう。
- マウントの種類(どのカメラに付けられるのか)
- F値
- 焦点距離
一つずつ見ていきます。
マウント
一眼カメラには、「マウント」と呼ばれるレンズとカメラ本体を接続する部分があります。
つまり、レンズの「マウント」の種類が、カメラ本体の「マウント」の種類と整合しないと使用できないのです。
「マウント」をチェックすることは、「そのレンズが自分のカメラで使用できるか」をチェックすることを意味します。
当然ながら、メーカー毎にその表記は異なります。ざっと有名メーカーのマウント表記を紹介しておきます。
キャノン
- EF → 「EOS」シリーズのフルサイズ機用のマウント
- EF-S → 「EOS」シリーズのAPS-C機用のマウント
- EF-M → 「EOS M」シリーズ(ミラーレス)用のマウント
ニコン
- FX → 「D」シリーズのフルサイズ機用のマウント
- DX → 「D」シリーズのAPS-C機用のマウント
- 1 → 「Nikon 1」シリーズ(ミラーレス)用のマウント
ソニー
- Aマウント → フルサイズの一眼レフ用
- DT → Aマウントに「DT」が付くのはAPS-C用
- FE → フルサイズのミラーレス用
- SEL → APS-Cのミラーレス用
なお、「FE」と「SEL」は両方ともミラーレスに使われているため、二つ合わせて「Eマウント」と呼んでいます
F値
次にF値です。
F値とは、レンズの明るさを示すものです。今はひとまず、「この値が小さいほどボケやすい」と覚えておいてください。
詳しくは別記事で解説します。
さて、先ほどのニコンの広角レンズ「AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR」を例に取りましょう。
後半の方に「f/4.5-5.6」とありますね。これがこのレンズのF値です。
レンズの名前の中で「f」の文字を探し、その直後の数値を見ればF値分かります。この値が小さいほど、ボケ感を出しやすいレンズなのです。
焦点距離
焦点距離を見れば、そのレンズの「画角」が分かります。
簡単にいうと、「どれくらいズームできるのか」がわかるのです。
またニコンの例をあげましょう。「AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR」ですね。
中盤の「10-20mm」というのが焦点距離を示しています。
「10−20mmの幅の焦点距離が取れる」という意味になります。
標準的なレンズの焦点距離(ズームの距離)が30~50mmくらいなので、10-20mmは「全然ズームできない」ということです。
「全然使えないじゃん」と思うかもしれませんが、このレンズの場合、「全然ズームできない」ことが魅力なのです。
「全然ズームできない」ということは逆にいうと、「めちゃめちゃ引きで撮れる」ということだからです。こういうタイプのレンズを「広角レンズ」と呼んでいます。
逆に焦点距離の長いレンズには「70-200mm」とか書いてあります。それだけ遠くまでズームできるということです。
まとめ
マウント、F値、焦点距離の3つを見れば、そのレンズの大体の特性が分かるということでした。
「その他の表記は何なの?」という疑問を持った方もいらっしゃるでしょう。
この3つ以外は例えば、レンズの削り出しの方法だとか、モーターの種類などになります。こういった項目はメーカーによって様々なので、全部取り上げることはしません。気になれば都度ググって調べると良いでしょう。
今回紹介した3つの点を見れば、大体の特性は掴めますよ。
レンズを見極めて、楽しいカメラライフを送りましょう!
それでは、今回は以上です!