先日、ソニーの「α6000」を購入しました。
久しぶりにAPS-Cのミラーレスの価格を見たところ、α6000が恐るべき高コスパミラーレスになっていたので、思わず買ってしまいました。
そんなわけで今回は、
- なぜα6000が、”いまさら”最高コスパのミラーレスになっているのか
- 実際に使用してのレビュー
を書きました。
INDEX
軽い!安い!本格的!最高のコスパを発揮するソニーのミラーレス!
結論から言うと、今のα6000の魅力は以下のようにまとめることができます。
- 大型センサー搭載の割に、軽い
- 2014年発売の「型落ちモデル」なので、安い
- ファインダー、高速AF(オートフォーカス)等、本格的な性能
他機種との価格を比較したり、実際に使ってみての詳細なレビューを通じて、上記のことをお伝えできればいいなと思っております。
α6000ってどんなカメラなのか?基本性能をおさらい
まずは、α6000というカメラの基本的な性能をまとめておきました。
メーカー | ソニー |
発売 | 2014年 |
センサーサイズ | APS-C |
有効画素数 | 2430万画素 |
連写 | 11コマ/秒 |
ISO感度 | 100~25600 |
シャッタースピード | 1/4000-30秒、バルブ |
寸法 | 11.99 x 4.5 x 6.71 cm |
質量 | 345 g |
WiFi転送 | ○ |
このようなスペック表だけだと、今ひとつピンと来ないと思いますが、2014年発売ながら、2019年7月現在も「現行モデル」であることは要チェックです。
3つのおすすめポイント
スペック表だけでは、そのカメラの本当の実力を測りきれない部分もあります。
ここからは、実際に使用した経験もご紹介しつつ、α6000が特に優れているポイントを3つにまとめてみます。
レンズと合わせてもめちゃくちゃ軽い!
まずは「軽さ」です。
私は、カメラが「軽い」というのは、非常に重要なことだと思っています。
いかに綺麗な写真が撮れようとも、大きくて気軽に持ち出せないカメラでは、宝の持ち腐れになりかねません。
ちょっとしたお出かけの時にも持っていって、ふとした瞬間シャッターチャンスに巡り合って、良い写真が撮れる。
なんて言うことも、カメラを持ち出す心理的なハードルが高くては実現できません。
α6000は、持ち出す心理的なハードルが低いカメラだと思います。
手のひらサイズとまではいきませんが、男性が簡単に片手で掴める大きさと重さです。
軽くてかさ張らない大きさなので、お出かけの時にスッとバッグに忍ばせることができます。
私の場合、一日中首からかけていても気になりませんでした。
充実の撮影性能で、簡単に本格的な写真が撮れる!ファインダー付きで、構えから本格感を出していける!
2つ目は「本格感」についてです。
本格感が出るのは、
- センサーが大きくて、本格的な写真が撮れる
- AF(オートフォーカス)の性能が高いから、失敗しない
- ファインダーを覗いて撮れるから、構えから本格的になる
という3つのポイントがあるからです。
APS-Cの大型センサーで、本格的な背景ボケを狙える!
α6000のセンサーは「APS-C」というサイズで、iphoneなどのスマホと比較すると、十倍以上の大きさです。
プロが使うような一眼カメラのセンサーサイズは「フルサイズ」呼ばれていますが、「APS-C」はその次に大きいセンサーサイズです。
で、センサーサイズが大きいと何が良いのかと言うと、一番分かりやすいのが「背景ボケ」の出方です。
センサーが大きいほど、背景をぼかしやすいのです。
センサーが大きいと、暗いところでも綺麗に撮れやすいです。
今上げた写真は全て、ズームレンズキットについてくる標準的なレンズを使って撮影しました。
標準ズームレンズでも、十分に楽しめるカメラです。
本格的な写真を簡単に撮らせる、高速AF性能!
「本格感」のある写真を「簡単に」撮れるのも大きな特徴です。
その簡単さを支えているのが、AF(オートフォーカス)の性能です。
動く被写体であっても、追いかけてピントを合わせ続けてくれます。
こういった動く被写体であっても、バッチリピントを合わせることができます。しかも難しい設定は必要なく、全部カメラ任せです。
カメラにピント合わせを丸投げにする設定をご紹介しておきます。とても簡単です。
2つの設定だけで、簡単にフォーカスを丸投げ状態にすることができます。
まず、AFのモードを「AF-C」に入れておきます。
次に、フォーカスエリアを「ワイド」に指定。設定は以上です。
すると、緑の四角が沢山現れて、動くようになります。
この緑の部分がピントが合っている場所です。
ファインダーを付きで、構えから本格的に!
ファインダー付きという点も、本格感を出せる重要なポイントです。
私自身、「構えて、ファインダーをのぞいて、撮る」という形が好きだったりするので、ファインダーは欠かせませんでした。
α6000は「撮っている感」を出せるカメラであることは間違いありません。
2014年発売ゆえの高コスパ!中古なら2万円台も狙える!
最後に「安さ」です。
2014年発売のモデルなので、お値段もそれ相応に安くなっています。
さらに、後続機種として、α6400やα6500といった機種も出てきており、より一層α6000の値段が下がってきた印象があります。
価格コムの最安値の推移をみてみると、パワーズームレンズキットの発売初値は74,500円ですが、2019年7月の最安値は59,480円となっています。
その差はおよそ20%で、かなりお得になってきていることが分かります。
上記の価格はあくまで、「新品」の場合です。
もし中古に抵抗がないのであれば、3万円台で買うことも可能になってきています。
他機種との値段比較表
APS-Cのミラーレス一眼の他機種と比較してみます。
機種名 | Amazonでの価格 | 楽天での価格 |
α6000 | 53,154円 | 57,321円 |
α6400(ソニー) | 113,000円 | 114,190円 |
EOS Kiss M(キャノン) | 75,300円 | 72,480円 |
X-T20(富士フィルム) | 99,800円 | 118,636円 |
これらは全てレンズキットの価格です。
当然ながら、デメリットもある
さて、α6000のデメリットにも触れておきます。
タッチパネル非搭載。操作性にはやや難ありか
まずは操作性に関するデメリットです。
2014年モデルとあって、最近は当然のようについているタッチパネルが非搭載です。
私が思うに、タッチパネルが最も活かされるのは、フォーカス位置をカスタマイズしたいときです。
タッチパネルを搭載した機種であれば、フォーカスを合わせたい位置をタッチするだけでピントを合わせることができます。
α6000ですと、そうした使い方ができません。
ただし、AF(オートフォーカス)が非常に高性能なので、α6000にピント合わせを丸投げしても十分に綺麗な写真を撮ることができます。
4K動画が撮れない
もう一つのデメリットは、4K動画が撮れないという点です。
もし動画撮りをメインで使う、あるいは4K動画がマストで必要な方は、α6000を選ばない方がいいです。
反対に、写真が中心で動画は撮らない方にとっては、関係のない話ですが。
結論
最初と同じことを言いますが、α6000は
- 軽くて
- 安くて
- 本格的
なカメラです。
軽くて簡単に本格的な写真が撮れて、お値段も安くなっているので、初めて一眼カメラを持つと言う人でも選びやすいカメラだと思います。
Amazonで見る:
楽天で見る:
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