第一線で活躍する人の「好き嫌い(=価値観)」に触れ、考えるための1冊。『好き嫌いと才能』

「努力を努力とも思わない状態」が最強である

こんにちは!Masaです!

今回は、『好き嫌いと才能』という本を読んでみた感想をまとめてみたいと思います。

自分の価値観を考えるヒントになる良書

突然ですが、

あなたは「自分はどういう価値観で生きているか?」を人に説明できますか?

できない人も多いのではないでしょうか?筆者もできません。

しかし、キャリアを決める時に、「自分の価値観」を理解しておくことは重要なのです。

就活や転職活動は、自分と会社のマッチングを図る活動です。

「その会社と自分が合うか否か」は、「自分」を理解していないと判断できません。

そして、自分の価値観は、自問自答を通してしか明らかになって来ないでしょう。勝手に分かることはないはずです。

しかし、自問自答は難しい。そうそう簡単に答えは出ないでしょう。

そこで一つおすすめしたいのが、「他者の価値観と比較してみる」ということです。

他人がどんな価値観をもって生きていて、どんな仕事に行き着いたのかを聞く。

そして、「自分だったらどうだろうか?」と考えてみるのです。

他者をベンチマークとすることで、ちょっとだけ自問自答しやすくなるのではないでしょうか?

他者と比較するのに便利なのが、『好き嫌いと才能』という本なのです。

前置きが長くなりましたが、本の内容をご紹介していきますね。

「余人をもって代え難い」人たちの「好き嫌い」を対談形式で明らかにする

『好き嫌いと才能』は、著者の楠木建さんが、第一線で才能を発揮して活躍する「余人をもって代え難い」人たちと対談する形式で進みます。

対談のテーマは専ら「好き嫌い」についてです。

彼らがどんな好き嫌い(=価値観)を持っているのか?

その好き嫌いが人生でどう作用し、どう行動に影響を与えたのか?

といったことがたっぷりと書かれています。

「自分はどうか?」と自問自答しながら読める

「自分の価値観」について探求されている方は、対談で出てくる「好き嫌い」と自分の「好き嫌い」を比較すると面白いですよ。

私は、彼らの好き嫌いを、同意できるものと同意できないものに分けながら読みました。

読書しながら、自分の価値観について自問自答することができるので、非常に有意義な時間を過ごせたという印象です。

就活中の学生や、転職を考えている方など、「自己分析」が必要となっている人にはおすすめの1冊です。

「良し悪し」と「好き嫌い」

正しいマッチングを行うためにも、自分の価値観を知っておくことは重要である。と言いました。

自分の価値観(好き嫌い)を知っておくのが重要なのは、他にも理由があります。

自分の好き嫌いを知っておくことが、仕事で才能を発揮することに繋がる

からです。

仕事というのは、「良し悪し」が重視され「好き嫌い」は排除される傾向があります。

正しさを求めるのが仕事であり、自分の好き嫌いは趣味でやれというのがスタンダードみたいなことになっています。

しかし、実際は逆だというのが楠木さんの考えです。

自分以外の誰かに必要とされてこその「仕事」。自分のために自分を向いてやることはすべて「趣味」。仕事と趣味を混同してはならないー。そのとおりである。しかし、仕事においてこそ、好き嫌いがものをいう。それが著者の考えだ。

才能を発揮できれば、高い成果が出せる

なぜ「仕事にこそ好き嫌い」なのでしょうか?

食うだけが目的であれば、好き嫌いは置いた方がいいかもしれません。

言われたことだけ粛々とやっていれば、一応仕事は回るのですから。

しかし、プロの世界においてそれは単なる「ゼロ」に過ぎません。

独自の付加価値を提供し、「余人をもって代え難い」仕事をして、人の役に立ってこそのプロです。

「余人をもって代え難い」仕事をするためには、個人特有の才能を発揮しなければなりません。

才能を発揮するためにこそ、「好き嫌い」が重要になってくるのです。

「努力の娯楽化」が仕事における最強の論理

ごく一部の人以外にとって、才能は努力の賜物です。

「質量共に一定水準以上の努力を絶え間なく継続」してこそ、才能と呼べる能力が身につきます。

しかし、「普通の人」はそんなに努力が続かないから「普通の人」なのです。

努力が続かないのは、インセンティブに頼っているからだと楠木さんは言います。

インセンティブとは「誘因」である。文字通り、ある方向へとその人を誘うものであり、それはしばしば外在的に設定された報酬という形をとる。

(中略)

インセンティブがあれば人は努力する。しかし、裏を返せば、インセンティブが効かないと努力しなくなってしまう。ここに問題がある。

給料が常に上がり続けたり、常に昇進し続けたりするのは現実的ではありません。

企業のリソースは限られているし、役職のポストも限られています。

「報酬」に満足できなくなれば、努力が続かなくなります。これが「普通の人」が抱える問題というわけです。

この問題に対する答えが、「努力の娯楽化」という発想の転換です。

客観的に見れば大変な努力投入を続けている。しかし、当の本人はそれが理屈抜きに好きなので、主観的にはまったく努力だと思っていない。むしろ楽しんでいる。すなわち、「努力の娯楽化」、これが仕事における最強の論理だというのが筆者の考えだ。

まとめ

自分の好き嫌いを把握しておくことがいかに重要かお分りいただけたでしょうか?

先に述べたように、自分の好き嫌いを把握し、言語化するのに、『好き嫌いと才能』という本は有用です。

ぜひ活用してみてくださいね。

それでは、今回は以上です!

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