意識的に、効果的にPDCAを回し、目的に近づいていることを実感しながら前進しよう!
こんにちは!Masaです!
「PDCA」
って聞いたことありますか?
ビジネスマンであれば、研修などで聞いたことがある人がほとんどでしょう。
しかし、一体どれだけの人が効果的にPDCAを回せていると言えるでしょうか?
「日々、なんとなく改善している」
くらいの感覚の人が多いのではないでしょうか?
効果的なPDCAの回し方を学び、意識的に改善のサイクルを回した方が効率が良いと思いませんか?
その第一歩となる、「効果的なPDCAの回し方を学ぶ」ことができるのが、冨田和成著の『鬼速PDCA』というビジネス書です。
今回は、そんな『鬼速PDCA』の読後レビューを書いてみたいと思います。
概要
『鬼速PDCA』は2016年10月に出版されたビジネス書です。
著者の冨田和成氏はZUUというフィンテック企業の社長で、以前は野村證券でトップレベルのセールスマンだったという優秀な方です。
内容は、タイトル通り「鬼速PDCA」について。
多くのビジネスマンが「なんとなく」でやっている「PDCA」を、「意識的に」、「鬼速」で回すにはどうすれば良いのか。
ということを、著者の体験も交えつつ具体的に教えてくれる1冊です。
「当たり前」を徹底的に追求した内容
もう少し深く、内容についてご紹介します。
本書の特徴として、
「当たり前」を徹底的に追求している
という点をあげられます。
本書は「P」「D」「C」「A」それぞれのフェーズで、実践すべきことを指南しているのですが、突拍子のないものは一つもありません。
課題は「因数分解」して、優先順位をつける
例えば、「Plan」のフェーズ。
ゴールを定量的に決め、現状とのギャップを洗い出します。
このギャップが「課題」です。
本書では、課題を「因数分解」するべきと言っています。
「ゴール」と「現状」を構成する因子をどんどんリストアップすることで、課題を抜け漏れなく把握できるのです。
そして、洗い出した課題に優先順位をつけます。
優先順位は、
- インパクト
- 時間
- 気軽さ
を基準に決めます。
こうすることで、課題が抜け漏れなく洗い出され、かつどこから手をつければ良いのかもわかるようになるのです。
言われてみれば、「課題を洗い出す」ということは、「当たり前」に行うべきことです。
「当たり前」のことを、マインドマップに書き出したりしながら、しっかりとやり切りましょう、と言っている訳です。
DOはTODOレベルまで落とし込む
次に、「DO」のフェーズの話です。
「Plan」で洗い出した課題を埋めるためのアクションである「DO」は、きちんと「TODO」のレベルまで落とし込もう、ということが言われています。
例えば、「先方ともっと仲良くなる」ことが課題だとして。
「DO」として「2ヶ月に1回会食に行く」と設定したとしましょう。
ここで終わらせるのではなく、
(今日中に)先方のスケジュールを確認する
(日付が確定したら)店をネットで探す
(日付が確定したら)予約の電話を入れる
etc…
という具合に、スケジュール帳に書き込めるレベルまで落としこむべきだということです。
ここまで落とし込んではじめて、具体的な行動に移せるようになります。
これもまた、「当たり前のことを徹底的に、きちんとやろう」というメッセージだと思うのです。
このように、
「当たり前のことを徹底的に追求してやり切る」
ということが、何度も主張されています。
だからこそ、本書を参考に行動しやすくなっていますし、読んでいて納得感もありました。
ビジネス書は行動に移さないと、読んだ意味がない
とても納得感が高く、「PDCA」を回すために重要なヒントが多く得られるのは間違いありません。
しかし、ビジネス書は学んだ内容を行動に移さないと意味がありません。
自戒でもあるのですが、ビジネス書をいくら読んでも、自分が行動に移さないと何も変わりません。
納得したし、学びも多かったのですが、「ちゃんと行動しないと」と危機感も感じた1冊となりました。
まとめ
いかがでしたか?
ご自身の活動で、「PDCAがうまいこと回っていない」と感じるのであれば、読んでみると面白い1冊だと思いますよ。
それでは、今回は以上です!