イノベーションとは「顧客が認識していない問題の解決から生まれる成果」のことである by『マーケティングのすヽめ』

こんにちは!Masaです。

現在私は、「新書を20冊読んで、それぞれ語れるレベルまで理解する」ことに挑戦しております。

今回はその2冊目として、こちらをご紹介いたします。

『マーケティングのすヽめ』高岡浩三、フィリップコトラー共著

どんな内容の本なの?

本書では、

・マーケティングとは何か?

・マーケティングがこれまで辿ってきた変遷は?

・これから時代のマーケティングでは何が重要?

・イノベーションとは何か?

・イノベーションを起こす為に必要なことは?

といったトピックを扱っています。

かなり事例が豊富です。ネスレ日本の事例ばっかりですけどね。まあそれはそうなりますわな。

マーケティングとは

ズバリ、

「顧客の問題解決」

これこそ、マーケティングである、というのが本書での定義です。

だからこそ、

「自分にとっての顧客とは誰なのか」

「どんな問題を抱えているのか」

といったこと把握することがとても重要である、とのことです。

本書の中では、顧客の問題を捉えたからこそ、大きなビジネスになった例をふんだんに紹介してくれます。

もう一つ面白いなと思った点として、

どの立場の人でも、マーケティングの視点を持つのが重要

というのがあります。

経理や総務といったバックオフィスの職種を例にとると、彼らの顧客は社内の人だと見なすことができます。彼らのサービスの提供先は社内の人ですからね。

「社内の人がどんな問題を抱えているのか把握し、どうやってそれを解決するのか」というマーケティング的発想はどの部署にいようと、重要になってくるということですね。

顧客が認識していない問題を解決せよ

本書では、顧客の問題を二つに分けます。

・顧客が認識している問題

・顧客が認識していない問題

この2つです。

後者の「顧客が認識していない問題」を解決することが、成熟した今の社会では求められます。「顧客が認識している問題」を解決するだけでは、企業は生き残れないのです。

なぜなら、成熟した社会ではすでにモノは溢れていて、顧客が認識している問題を解決しても、大きな差別化になり得なく、価格競争に巻き込まれてしまうから。

そして、この「顧客が認識していない問題の解決」こそ、イノベーションである、と定義します。

例として挙げられているのが、ソニーのウォークマンです。

当時の人は、「音楽をどこにでも持ち運べたら便利」ということに気づいていませんでした。

しかし、発売したら大ヒット。まさに、顧客の認識していない問題を解決した好例です。

顧客の行動の「なぜ」を深掘りしよう

では、どうしたら顧客が認識していない問題を発見できるのか。

顧客の行動の「なぜ」を深掘りしていくと、認識していない問題が見つかるかもしれない、とのことです。

特に、顧客が慣習的に行なっている行動の「なぜ」に、顧客が認識していない問題が潜んでいることが多いとコトラーさんがおっしゃっています。

所感

ネスレ日本の社長さんが書かれた書籍ということで、ネスレ日本の企業イメージ向上を目的としたPRの面は大いにあると思ってしまいました。ネスレ日本の事例が多くなるのは致し方ないことだと思うのですが、それにしてもかなり文字数を割かれていた印象です。

しかし、それを差し引いても、コアとなる部分の主張は本質を突いたものだと思いましたし、定期的に思い返したい内容だと思いました。

特に、マーケティングなんかだと、4PやAIDMAといったフレームワークやビッグデータなど、セクシーそうな概念が多く存在していて、振り回されがちではないかと。

そういったものは何の為にあるのかというと、「顧客の問題解決」の為にあるのだ、ということは忘れてはならないですよね。

意外に、顧客の問題解決に繋がらないような仕事をしてしまっている、あるいはさせられている人って多そうな気がします。

自戒のような意味で、定期的に見返す価値がある内容だなあと感じました。

こんな人におすすめ

・マーケティングに興味ある初学者

・業務に関係ないけど、一応マーケティングがどんなもんか知っておきたい方

・ネスレ日本を志望する就活生(あるいは転職志望者)

『マーケティングのすヽめ』高岡浩三、フィリップコトラー共著

今回は以上ですー。

それでは。