「知的な観察によって、強弁・詭弁を見破ろう」by『詭弁論理学』 野崎昭弘著

こんにちは!Masaです。

私は今「新書を20冊読む」ことを目標にして読書をしております。

今回はその3冊目、

『詭弁論理学』野崎昭弘著

を書評したいと思います!

概要

この本のコンセプトは、

たとえ議論に勝てなくても、議論を楽しむ余裕を身につけよう

です。

世の中には詭弁が溢れています。

「議論ベタ」である人は、「あの時こう言っていればよかったのに」と後悔することが多いです。

かと言って、「議論上手」にはなろうと思ってなれる訳でもなさそうですし、「議論上手」は嫌われる傾向にもあるようです。

では、私たち「議論ベタ」はどうすれば良いのか。

その結論が、上記のコンセプトなわけです。

議論を楽しむために、相手の戦術を冷静に観察する必要があります。

冷静に観察できるようになるための第1歩として、本書で詭弁や強弁の型を理解することができます。

構成

大きく3つのパートに分けることができます。

1、 強弁術について

2、 詭弁術について

3、 論理パズルを楽しむ

強弁術、詭弁術それぞれ掘り下げて紹介してくれます。説明もわかりやすくて、読みやすいと感じました。

所感

感想としては大きく2つあります。

1つめは、

より有益な議論ができる人に近づける良書である

ということです。

詭弁と強弁、それぞれの型を理解できることもさることながら、「有益な議論を行うためのヒント」が散りばめられています。

例えば、「定義が曖昧な漠とした言葉は、意味をきちんと確認しながら一歩ずつ議論を進めましょう」というアドバイスがありました。

「本質的」という言葉がその最たる例です。一体何が「本質的」なのか確認し合いながら議論を進めないと、よくわからないまま丸め込まれてしまうかもしれません。

もう一つぜひ注目して読んでもらいたいのが、「正しい議論のための原則」という部分です。

これは「詭弁術」のパートの最後に載っています。

4つの原則のタイトルだけ引用しておきます。

原則1 無理やり説得しようとするな

原則2 時間を惜しむな、打ち切るのを惜しむな

原則3 結論の吟味を忘れるな

原則4 「わからない」ことを恥じるな

この4つです。

詳しい紹介は割愛します。ぜひ本書をご一読ください。

2つめは、

論理パズルがシンプルに面白い

ということです。

自分にとっては難解なものが多く、自力で解けたものは少ないのですが、解法を読むだけでも楽しめました。

こんな人におすすめ

・より有益な議論をできるようになりたい人

・詭弁に負けない思考を身につけたい人

・「論理パズル」と聞いて興味が湧く人

今回は以上です!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!