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キャノンのミラーレスの特徴
キャノンは、「一眼レフと言えば、キャノン」というイメージすらあるほど、カメラメーカーとして馴染み深い存在です。
しかし、一眼レフとミラーレス一眼は実は歴然と違うカテゴリーの製品です。
参考記事:
ミラーレス一眼という製品における、キャノンの特徴はどんなものがあるのでしょうか?
キャノンのミラーレス全般に言える特徴をまとめてみました。
初心者にも使いやすい
キャノンのミラーレスに共通して言えることの一つ目が、初心者への配慮に溢れているという点です。
一眼カメラの世界では、背面の液晶がタッチパネルになっていないこともザラにありますが、キャノンのミラーレスはいち早く対応してきました。
また、女性の人が使いやすいように、自撮りしやすいようにモニターが180度回転してくれます。
最新機種のKiss Mを見ても、タッチでフォーカス位置を合わせられたり、シャッターが切れたりしますし、モニター回転もします。
タッチで簡単に操作可能!
(キャノン公式より引用)
モニターが回転することで、自撮りもラクラク!
(キャノン公式より引用)
長年の実績と安心感
二つ目の特徴は、何と言ってもキャノンブランドだということです。
長年一眼レフの市場で王者だったキャノンの操作系に慣れている人は非常に多くいます。
そういった方は、気軽にキャノンでミラーレスを楽しむことができるでしょう。
また、これからカメラを始める初心者の方にとっても、周りに操作を聞いたりできる確率は高まるはずです。
周囲にカメラ仲間がいる方 or 欲しい方はキャノンを選ぶメリットがあるはずです。
レンズは、今後の発展に期待
そんなキャノンのミラーレスにも、一つだけ気になることがあります。
それは、レンズの豊富さです。
キャノンのミラーレスのマウントは、キャノンの一眼レフのマウントとは違います。
つまり、一眼レフで使っていたキャノンのレンズを、そのままミラーレスで使うことはできないのです。
今までキャノンの一眼レフを使っていた人も、ミラーレスはミラーレスで、またレンズを集める必要が出てきます。
いざ集めようと思っても、キャノンのミラーレスの歴史はまだ浅く、種類が競合と比べて少なくなっています。
レンズの面では、さらなる進化を期待するより他ありません。
2018年の主力2モデルを徹底比較
では、具体的な機種をまとめていきましょう。
まとめると言っても、最近のキャノンのミラーレスの中でおすすめを考えると、選択肢は自ずと2つに絞られます。
- EOS Kiss M
- EOS M100
この二つです。
これより前のキャノンのミラーレスは、競合のソニーやオリンパスなどのミラーレスより明らかに劣ってしまっています。
キャノンがミラーレスに本腰を入れ始めてきてから出てきたのが、上記の2機種なのです。
では、この2機種、それぞれの特徴を細かく見ていきます。
EOS Kiss M
価格帯 | 7万 〜11万
(付属レンズにより値段が異なります) |
イメージセンサーの大きさ | APS-C
(366.6mm2) |
ISO感度 | 100-51200 |
画素数 | 約2410万画素 |
連写速度 | 10コマ/秒 |
ファインダー有無 | あり |
自撮り
(モニターが180度回るか) |
〇 |
ミラーレスで待望だった「Kissシリーズ」
キャノンの「Kiss M」は、ミラーレスで始めて「Kiss」の名が付いたモデルです。
「Kissシリーズ」は、一眼レフのビギナー向け人気シリーズでした。
その名を使ってきたあたり、キャノンは本気でミラーレスに参入していくのでしょう。
【スペック総評】入門機として、ハイスペックかつ優れた操作系
スペックは、非常に高画質かつ初心者にも使いやすく仕上がっています。
具体的には、
- 本格的な大型センサー搭載
- 素早いオートフォーカスで、簡単にピントを合わせられる
- タッチパネルでスマホみたいに直感操作
- 本格感のあるカメラながら、自撮りもラクラク
- 簡単操作だけじゃない!ファインダーを覗いての撮影も可能!
といった特徴が上げられます。
本格的な大型センサー搭載
「Kiss M」には「APS-C」という、本格的な一眼レフにも搭載されているサイズのセンサーが積まれています。
カメラの画質を最も左右する要素であるセンサーサイズを大きくすることで、基本性能の高さを支えています。
素早いオートフォーカスで、簡単にピントを合わせられる
オートフォーカスという、自動のピント合わせが非常に速いのも特徴です。
センサーの画素がフォーカスを合わせるためのセンサーとしても機能する事で、素早いピント合わせを実現しています。
(キャノン公式より引用)
ミラーがなく、センサーに直接光が届く、ミラーレスの構造を活かしたフォーカス方式です。
タッチパネルでスマホみたいに直感操作
高画質でピント合わせが速いという、撮影品質面で高い性能を見せる「Kiss M」ですが、スマホ世代にも使いやすくなっているのも特徴です。
その最大の特徴は、タッチパネルです。
画面をタッチしてピントを合わせる位置を指定できたり、シャッターを切ることもできます。
今までスマホのカメラしか使ったことがなかった人でも、使いやすいカメラに仕上がっています。
本格感あるカメラながらも、自撮りもラクラク!
自撮りがしやすいのも、スマホ世代に配慮した結果だと思われます。
(キャノン公式より引用)
簡単操作だけじゃない!ファインダーを覗いて撮影も可能!
ファインダーを搭載しているのも大きな特徴です。
(キャノン公式より引用)
昼間の撮影で、液晶の画面が見にくい時でも、ファインダーを覗けば安定した撮影ができます。
それに、「ファインダーを覗いて撮る」という本格感も味わえて、楽しいものですよ。
価格は未だ若干割高感あり
さて、スペックは魅力の多い機種だということは分かりました。
値段の面ではどうかと言うと、実は若干割高感があります。
競合となる、ソニーやオリンパスのミラーレスと比べると、2〜3万円高くなってしまいます。
コスパは長くミラーレスを作っているメーカーの方がまだ高い状況です。
Kiss Mズームレンズキット | α6000ズームレンズキット (ソニー) |
E-PL9ズームレンズキット (オリンパス) |
約10万円 | 約7.8万円 | 約7.5万円 |
このように、同じ望遠レンズのキットでも2〜3万円ほどの値段差が出ています。
これは2018年5月現在の価格なので、もう少し時間が経てば変わるかもしれませんが、どのくらいまで落ちるかは読めません。
Kiss Mのラインナップ
「Kiss Mのラインナップ」ってどういうこと??
と思われるかもしれません。
実は、カメラ本体とレンズのセットにはいくつか種類がある場合が多いです。
例えば、先ほど値段のところで紹介したのは、本体+標準レンズ+望遠レンズのセットでした。
本体+標準レンズだけのセットもあれば、本体だけでも買うことができます。(レンズがないともちろん使えませんが)
Kiss Mにはどんなセットのラインナップがあるのか、列挙しておきます。
ボディのみ
Amazonで見る:
楽天で見る:
https://search.rakuten.co.jp/search/mall/EOS+Kiss+M+%E3%83%9C%E3%83%87%E3%82%A3/?f=1&grp=product
EF-M15-45 IS STM レンズキット
Amazonで見る:
楽天で見る:
EF-M18-150 IS STM レンズキット
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楽天で見る:
ダブルレンズキット(標準レンズ+単焦点レンズ)
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楽天で見る:
ダブルズームキット(標準レンズ+望遠レンズ)
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楽天で見る:
EOS M100
価格帯 | 5.5〜8万 |
イメージセンサーの大きさ | APS-C
(約332.2mm2) |
ISO感度 | 100-25600 |
画素数 | 約2420万画素 |
連写速度 | 6.1コマ/秒 |
ファインダー有無 | なし |
自撮り
(モニターが180度回るか) |
◯ |
初心者向けミラーレス「EOS M」シリーズの集大成
「M100」は「Kiss M」以前のキャノンのミラーレスの集大成とも言える機種です。
カメラ初心者や女性にも使いやすいように作られている、安定の入門機です。
【スペック総評】初心者への配慮満載の入門機
「Kiss M」ほどの高速性能はないものの、高画質&誰にでも使いやすい特徴を持っています。
具体的には、
- 小型・軽量で持ち運び安さを重視
- タッチパネルでスマホみたいな直感操作
- 自撮りができるように、モニターが回転
- Kiss Mと同等の大型センサーで高画質も実現
といった特徴です。
小型・軽量で持ち運びやすさを重視!
まずは、小型・軽量という点。
(キャノン公式より引用)
ミラーレスの特徴が活きている、小さくて軽い、持ち運びやすい機種となっています。
タッチパネルでスマホみたいな直感操作
タッチであらゆる操作が可能です。
特に、フォーカス位置をタッチで合わせられるのは、すごくスマホ的な使い方で、誰にでもすぐ馴染むでしょう。
(キャノン公式より引用)
自撮りができるように、モニターが回転!
スマホみたいなのは操作感だけではありません。
モニターがくるっと180度回転するので、簡単に自撮りすることができます。
この辺りも、スマホ世代の女性への配慮が見えます。
(キャノン公式より引用)
Kiss Mと同等の本格的な大型センサーで、高画質も実現
小さくて軽くて、自撮りもしやすく、使いやすいという特徴を持っていますが、実は画質は本格的な一眼レフ並です。
APS-Cという、一眼レフにも搭載されているセンサーが入っており、綺麗な写真を撮ることができます。
センサーが大きいと、背景がボケやすくなったり、暗いところでも綺麗に撮れたりします。
スマホの写真とは一味もふた味も違う写真が撮れるのです。
価格は妥当なライン
M100の価格ですが、標準レンズとのセットで6万円を切るなど、値ごろ感が出てきた印象です。
発売から若干時間が経ったこともあり、妥当な値段になってきた感じでしょうか。
M100のラインナップ
M100についても、ランナップを見てみましょう。
ボディー
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https://search.rakuten.co.jp/search/mall/EOS+M100+%E3%83%9C%E3%83%87%E3%82%A3/
EF-M15-45 IS STM レンズキット
Amazonで見る:
楽天で見る:
ダブルレンズキット(標準レンズ+単焦点レンズ)
Amazonで見る:
楽天で見る:
ダブルズームキット
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楽天で見る:
結局、どちらを選ぶべきか
それぞれ特徴をまとめましたが、結局どっちを選んだら良いのか分からないかもしれません。
それぞれ、「こんな人におすすめだよ」ということを紹介します。
Kiss Mがおすすめなのは、こんな人
Kiss Mがおすすめなのは、
- ファミリーで使う人で、お子さんをよく撮る
- 動く被写体をよく撮りそうだと思う人
- ファインダーを使って撮影したい人
- 一眼入門機として、手堅く良い機種を探している人
M100がおすすめなのは、こんな人
M100がおすすめなのは、
- テーブルフォトや自撮りなど、お出かけの時に気軽に写真を撮りたい人
- カメラはできるだけコンパクトに収めたい人
- 女性向けのカメラで、画質が良い機種を探している人
まとめ
いかがでしたか?
「Kiss M」&「M100」どちらも、高い基本性能を備えつつ、誰にでも使いやすい操作性を持っています。
最新のミラーレスで楽しいカメラ生活を送ってくださいね!
それでは、今回は以上です。